Kawataka’s diary

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PDCAとOODA

PDCAとOODA、どちらもビジネス用語。
整理のためにメモ。

  • PDCA
    PはPlan、DはDo、CはCheck、AはAction。
    計画を立てて実行し、時々進捗具合を確認して計画とずれていたら行動を変える、このサイクルを回すことで計画通りに進捗させる。
    もともとは1950年代に工業製品の品質管理の思想として導入されたらしいです。そんなの当たり前じゃん、と思うんですが、戦後すぐの日本ってそういう当たり前の品質管理ができていなかったんじゃないかと思います。
    PDCAで最も重要なことは「変えるのは、計画じゃなくて行動」ということでしょう。
    ですが、PDCAに関するビジネス本の中には、Planを仮説とする本があります。仮説に基づいて行動し、間違っていたら次の仮説を考えなさい、って言うのですが、それは本来のPDCAサイクルではないと思っています。。それを紹介したいのなら「仮説→検証実験→考察→次の仮説」です。科学でおなじみ。

  • OODA
    もともとはアメリカ空軍の大佐が提唱した概念で、朝鮮戦争のF86戦闘機の優位性を解析して導いた勝つための試行法、らしい。
    OODA本はいまいちよくわからないのですが、自分なりの理解を書くと、まず敵の状況を把握し、次に味方も含めて状況を整理し、今後の行動内容を決定し、実行せよ、ということだろうと思っています。(かなりアバウトな理解です。)
    これも当たり前といえば当たり前。どこの国の軍隊でも、まず敵情を把握し、次に味方の状況を整理し、そして攻撃方法を決定して攻撃(もしくは撤退)しますから。
    当たり前のことが当たり前にできる組織(=軍隊)は強い、ということでしょう。

注意すべきは、OODAループはPDCAとは本質的に異なるということ。
OODAとPDCAは使い道が異なると思っています。PDCAはもう古い/OODAが新しい、とかそういうことではないのでは、と。

 

だいたい、軍事的な概念だからビジネスとは本来関係ないはずなのに、ビジネスシーンで軍事用語を使うといかにも「戦っている感」があって格好良いから。。。
どこの会社でも戦略会議と銘打った単なる進捗報告会、あるんじゃないでしょうか。