9月に入ったら、とたんに気温が下がり雨が多くなりました。38℃越えの暑さが収まったのは助かります。
空の青さが際立ちます。雨風が多いので埃やチリが洗い流されたのでしょう。
すきま時間に、機動戦士ガンダムをネット配信で観はじめました。
オンデマンド配信は気が向いたときに観れるから便利です。
ガンダムとザクの違いについて、5話のアムロ達の会話によると、ガンダムは「戦いのケーススタディーを記憶する。コンピューターが自己学習する」、だからパイロットが不慣れでも歴戦のシャアとなんとか戦えるんだ、と。(つまりAI?)。
戦闘を重ねるほどにガンダムは経験を生かして強くなっていくが、一方で、ジオン軍のザクはパイロットのスキルに依存する。これではザクはつらい。
シャアをはじめとするジオンのパイロットは、モビルスーツの性能の差はパイロットの技術で上回ればよい、みたいな考えで挑んでいるみたいですが、それはモビルスーツがパイロットの技術に依存していることが前提です。連邦のモビルスーツが自己学習で戦いに慣れるとしたら、ジオンは不利です。
しかも連邦がその学習データをモビルスーツ同士で共有できるようにしていたら。。。大いに脅威ですね。
一発でザクを破壊するビームライフルや取っ組み合いの白兵戦で有利な頭部バルカン砲といったハード面の技術もそれなりに凄いのですが、ガンダムの技術の肝は自己学習機能です、恐らく。
でも、直ぐにジオンも自己学習機能を追加するでしょう。戦時は技術革新の速度が著しく速いから。
頭部バルカン砲は、連邦の設計担当技術者のナイスアイデアと思います。
ガンダムの頭部は、初期の設計ではカメラ・各種センサーと測距儀、アンテナくらいしか置くものが無くてすっからかんだったと思います。その空いたスペースにバルカン砲と弾薬を置くことを思いついたのはさすがです。取っ組み合いの白兵戦では活用できたはず。ザクはうかつに接近できない。
さらに陸戦型ガンダムになると、バルカン砲が胸に移設されていて、これはさらにナイスアイデア。正面で組み合った時に撃ちまくったら敵のコクピット付近に確実に当たるわけで、貫通しなくとも敵パイロットはビビるはず。
ガンダムやガンキャノンがザクに撃たれても全く被害を受けないのが不思議で調べていたら、ルナチタニウム合金という超硬合金らしく、ザクの120mmマシンガンでは破壊できないようです。ちなみにザクの装甲は強化スチールらしい。
さらに、ザクマシンガンの初速は200m/sしかないそうです。一昔前の対戦車誘導弾並みの速度です。初速が遅くて徹甲弾APFSDSは使えないから弾頭は成形炸薬弾HEATか榴弾HE、HEATではルナチタニウム合金を浸透できないのかもしれません。
この速度だと(空気抵抗を無視しても)500m飛ぶのに2.5秒かかるから、良く狙ったとしても発砲煙が見えた瞬間に移動されたら全く当たらない。誘導弾ではなさそうですし。だいたい、初速が遅すぎて精密射撃は無理。ザクもそれは予想していて、たぶん連射して面で制圧しようとするはず。だから弾をばら撒くマシンガンなのでしょう。接近戦専用の武器です。連邦の宇宙船に馬乗りになって破壊するための武器ですね。
連邦のビームライフルと相対するにはちょっとつらい武器です。