Kawataka’s diary

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H30年度三重県吹奏楽コンクール 中学校A編成の部

今日は、三重県中学校吹奏楽コンクール大編成の部でした。午前の終わりから聞きに行ってきました。
中学大編成の出場は13校とほぼ例年並み、但し、50名をステージに載せた学校は非常に少なく、観る限りでは、内部中と南中だけでした。
かつて強豪として知られた鈴鹿市の3校(白子、千代崎、神戸)のうち、白子と神戸は30名台で大編成に挑戦、千代崎は小編成へ転進、と寂しい感じです。特に白子は毎年50名で編成し、当たり前のように優秀賞を取り、県代表になっていたのに。少子化の影響か、吹奏楽部のきつい練習を敬遠する為か。。。
ただし、白子も神戸も、少人数でもダブルリードを編成にいれていまして、将来50名編成を再度組めるようになったときを想定して、ダブルリードの技術を伝承していくんだ、という意思は感じました。

 

東海大会出場は、津市立朝陽中、四日市市立南中、内部中。最優秀は南中でした。朝陽中が県代表になるのは、少なくともこの5年間はなかったです。三重県のパワーバランスが変わりつつあるように思います。

朝陽中の演奏はどのような感じだったかはわかりませんが、東海大会で聞ければ。


南中:いつも通りの大迫力、大音量。男子部員が多いこともあってか、音量が大きく、太い。これだけでも有利と思いました。(ただ、各パートの自己主張が強すぎる気がしなくもないです。)

白子中:人数少なく、30名前半くらい。特に低音は、チューバ、ユーフォ、弦バス各1本のミニマム低音編成でコンクールに挑んでいました。往時の白子を知るものとしては、切ない感じがしました。ただし、人数が少なくとも、一曲をバランス良くまとめ上げたのは素晴らしかったと思います。

神戸中:こちらも30名程度の少人数で、ジャズ調の技巧曲を選んでいました。この曲は数年前の千代崎中も演奏していました。当時の千代崎も人数が少なく、たしか30名を下回るくらいでした。それでも高いテクニックで他を圧倒して東海大会へ進出していったのを記憶しています。ただ、今年の神戸にはそこまでの迫力は無かった。あらん限りの努力されていたことは間違いないですが、もう一押し、足りなかったように思いました。残念です。

内部中:3年前と同じ自由曲を演奏していました。当時も東海大会出場を決めていましがが、曲の出来は、今年の方が良かったと思います。クラリネットとサックスは素晴らしかったし、なによりも木金打の各パートが互いにカバーしあって一曲にまとめ上げていたところが良かったです。課題曲で難度の高いⅢのワルツを選んだのもさすが内部中と思いました。ワルツの出だしのクラリネットは、特に良かったです。※この曲、拍子を取りにくいことこの上なく、指揮者をよく見て、互いに聞きあっていないと演奏できないと思いました。いわば50名でアンサンブルを吹いているようなものか。個人的には、上記4校の中では、一番まとまりがあったと思います。

まずはおめでとう、そしてお疲れさまでした。

 

今年の東海大会は名古屋国際会議場センチュリーホールで開催されます。すなわち、全国大会でも使うホールで演奏することになります。3000名収容のホールで演奏する機会は、なかなかないと思います。全国を目指して頑張ってきてください。