Kawataka’s diary

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三重県吹奏楽コンクール 中学校A編成 2023

吹奏楽コンクールがようやく普通に開催されるようになりました。2019年の夏以来、4年ぶりです。
チケットは事前発券のみ、コンビニのチケットぴあで発券される仕組みになっています。1100円支払って発券し、今日、三重文化会館での中学校A編成を聴いてきました。

 

A編成エントリーは13校、そのうち昼休憩明けから最後2番目の内部まで7校を聴きました。

聞いた中でのベストは内部中学校です。5年前と違って30人くらいの小さな編成になっていましたが、プッチーニトゥーランドットを迫力満点で演奏していました。厚みがあって30人とは思えなかった。30人の音がきちんと揃うと圧が凄い、しびれました。(Tp3、Hr3、Euph3、Tb3、Tuba2、St-bass1、Fl3、Cl5、Sax3、Ob1、Fg1、Perc4。ミニマム編成で中低音厚め。曲に合わせた上手い割付)
自由曲演奏前の席移動が落ち着いてしかも揃っていて、移動の練習をしていたのかもしれない。見ていて気持ちよかった。
過去の内部中学校も良かったけど、一味違う雰囲気でした。目指す方向が変わった感じです。東海大会でどこまで到達できるのか期待しています。長野のホクトホールは全然響かないから上手い下手がシビアにわかります。頑張ってください。

菰野中学校はヴェルディのレクイエムに挑戦していました。なかなかの難曲です。50人くらいの編成で人数は充分、Tubaに4本充てて低音厚めに工夫していました。トランペットが踏ん張っていたのとパーカッションが切れ味鋭い連打を見せて全体をうまくまとめていました。もう一押しです。頑張り代はまだあります。まだまだ上手くなれます。

四日市南中学校も50人、こちらは昔と変わらず圧倒的な音量でした。トランペットとホルンが課題曲Ⅲでベルアップしてみたり、細かいところも手を抜かない。

白子中学校は30人を超えるくらいの小人数で、ストラヴィンスキーのバレエ組曲火の鳥」でした。難しい曲をじっくり丁寧に演奏していました。昨年は東海大会に出ていましたが、今年は出れず。聞いていて若干不安感を感じたところがあったので、もっと自信もって吹いてみたら、と思いました。

神戸中学校は40名を超えるくらい、課題曲、自由曲ともにトランペットの頑張りが良かったです。難しい音、高い音も果敢に攻めて演奏していました。
昔から底力のある中学校で、地元小学校が金管バンドクラブを持っていて金管には経験者が多い(はず)。神戸は毎年A編成で出場を続けていますが東海大会出場はかなり久しぶりと思います。ぜひ、東海大会でも頑張ってほしい。

明和町の名和中学校は30人くらい、木管群が頑張っていました。ただ、コンクールだとどこの中学校も木管はいい感じなので、なかなかこれだけでは差がつかない。金管がキーポイントになるように思います。

桑名の光陵中学校は50名くらい、今日聞いていて、フル人数で編成が組めるのはやはり有利と思いました。人数多いからレベルをそろえるのは大変になるけど、厚みが出せるのがやはり良い。
マードックからの最後の手紙、最初は緊張していた?ように見えましたが、ケルト音楽になったところでうまく流れに乗れたのが良かったのではないかと。そこから先はうまく乗って行っていたように思います。演奏中、パーカッションのセッティングがギリギリで移動も小走りでした。パーカスの腕の見せ所でしたが、東海大会では転ばないように足元注意してください。

 

 

中学校のコンクール演奏を聴いたのは2019年以来です。昔と変わらない学校はごく一部で、ほとんどの学校が雰囲気変わっていました。
今は、鳥肌が立つようなハイレベルな演奏が少なくなったように思います。ハイレベルまでいかなくても、頭をそろえることと音を響かせることだけで、受ける印象はだいぶ変わります。頑張ってください。

 

【結果】
松阪市立久保中学校 金賞 
亀山市立亀山中学校 銀賞
津市立西橋内中学校 金賞 
桑名市立明正中学校 銀賞 
亀山市立中部中学校 銀賞 
鈴鹿市立白子中学校 金賞 
鈴鹿市立神戸中学校 金賞 県代表
菰野町菰野中学校 金賞 
四日市市立南中学校 金賞
明和町立明和中学校 銀賞 
桑名市立光陵中学校 金賞 県代表
四日市市立内部中学校 金賞 朝日新聞社賞・優勝・県代表
桑名市立陵成中学校 銀賞