Kawataka’s diary

週末と休日メインで更新中

饒舌について(プルタルコス)

プルタルコスとは英雄伝でおなじみのプルタークのこと。英語読みかギリシア語読みかの違い。
全部で6章からなるエッセイ集です。さらっと読めます。

・いかに敵から利益を得るか
・饒舌について
・知りたがりについて
・弱気について
・人から憎まれずに自分をほめること
・借金をしてはならぬこと

それぞれ、ごもっともです。

 

P.49 言葉をいったん口から出してしまったら、それをつかまえて意のままに操ることなどできるものではない。

P.120 不当な要求をする者を拒否する鍛錬に励むべき

P.170 自己賛美には必ず他人に対する非難が伴っているものだ

P.179 金をお持ちか。ならば借金をせぬことだ。困っているわけではないのだから。
   金
がないか。ならば借金をせぬことだ。返せる見込みは無かろうから。

 

P.179は個人的には名言です。
プルタルコスは借金をばっさりと切り捨てています。プルタルコス先生、もしかしたら借金で苦労されたのかもしれない。
(出納帳に金額が正しく書かれない、金額を盛られる、みたいなことが書いてありました。ひどい。古代ギリシア貸金業者はあこぎな商売をしていたようです。)

とはいえ、お金を借りずに済むならそれに越したことはないですが、学費や住宅等、どうしても借金が必要な場面はあるのです。。。

 

全編通して引例が豊富です。あとがきにもある通り、これだけの引例を準備しようとしたら相当な量のメモカードが必要だったはず。紙のカードは無くてパピルスに書きつけていた時代ですから、メモを作るだけでも一苦労だったと思います。

 

 

タミヤ1/72 川西 局地戦闘機 紫電11型

紫電改」の次は「紫電」、タミヤの1/72スケールです。

セガワと比べると操縦席周りの再現度が高いような気がする。そのせいか、お値段もちょっと高い。

水上戦闘機「強風」を陸上向けに改造したのが紫電です。
中翼形式のため引き込み脚が長くなり、油圧で伸縮できるようにしたが、それがトラブルを招いた、とのこと。今回作ってみても、脚の長さが目につきました。
意欲的な設計だったが、大戦中期以降の工作精度、品質管理、メンテナンス技術といった観点まで考えるとやや無理があったようです。

また、翼下にぶら下げた機銃は、空気抵抗を考えるといまいちだったかもしれません。後継機種の紫電改では翼内に機銃を収めています。
なんとなく、紫電は戦力化を急ぎすぎたような気もします。走りながら改造していくスタイルで紫電改につなげていった。戦局が待ってはくれなかったということでしょう。
紫電改は実質的に日本海軍最後の制式戦闘機として活躍することになりました。

 

左から、雷電紫電紫電改

 

生ハム祭り

昨晩、岐阜・墨俣でパルマ料理と生ハムの宴に参加しました。

5年以上熟成させたというヴィンテージ生ハムを一皿頂きました。この日だけのスペシャルメニューでした。
生ハムは熟成が進むと香りが変わります。アミノ酸の塊を食べている感じ。
食感も硬くなるが、極薄にスライスされるからあまり気にならない。

 

モレッティゼロと共に。

 

イタリア料理 A due passi アドゥエパッシ 岐阜

スバル レヴォーグのCM

昨晩の金曜ロードショー天空の城ラピュタでした。
そのCMで、ラピュタの声優さんとスバルがタイアップしてレヴォーグの宣伝をしていました。映画を意識したセリフもあったりして、なかなかに気の利いたCMでした。

来週の金曜ロードショーとなりのトトロ、さらに再来週は耳をすませば、です。
スバルCMの第2、第3弾に期待してます。猫バスと走ってみたり、アイサイトXのナビで七国山病院まで行ってみたり。「あなたの名前は? レヴォーグね!」とか。

 

www.youtube.com

ジュラシックワールド/新たなる支配者

子供と一緒に「ジュラシックワールド/新たなる支配者」を観てきました。
ジュラシックパークジュラシックワールドの各シリーズの統合版最終章という位置づけで、パークとワールドの登場人物が本作で初めて対面します。
私は、過去作は地上波で少し見た程度でほとんど覚えていませんでしたが、予習していくとさらに楽しめたようです。※見てなくても楽しめました。

 

主人公がマルタの市街地で恐竜に追いかけられるのですが、逃げるときに飛び乗った車が日本の軽トラにそっくり。それも丸型ヘッドライトの旧規格モデル。あれが日本の軽トラとしたら1980年代のモデルです。古い。市街地の狭い石畳を右へ左へかっ飛ばす軽トラは絵になってました。
ボンネットにエンブレムは付いていないが、パッと見はホンダのアクティでした。アクティといえばホンダが誇るミッドシップ2シーター、またの名を“農道のNSX“、渋いチョイスです。

もうひとつ、フェアチャイルドフライングボックスカーっぽいオンボロ輸送機がいい味出してました。(貨物室ドアが両開きではなくて下開きなので、改造機かもしれません。両開きだったら恐竜から逃げられなかったかもしれない。。。)
フライングボックスカーだとしたらこれもたいがい古い飛行機です。1970年代の機体です。USAF上がりのパイロットが気に入っているらしく、墜落して失った後で、もう一度同じ機種を購入してました。

 

冒頭、雪の中で活動する恐竜達が何頭も出てきていて、恐竜恒温動物説を否定しない演出になってます。恒温/変温どちらだったのか、まだ結論は出てないんじゃなかったかと思います。

海?、それとも山?

連日暑い日が続いています。
FMラジオで「夏に出かけるなら、海?それとも山?それとも・・・?」というお題でメッセージを募集していました。
結果、「川」という回答が多かったようです。山は暑いし、海は海水浴場が遠いし、ということみたい。あとは本屋や自宅といった回答もぼちぼちと。

私は本屋に同意します。あとはショッピングモール、家電量販店、映画館。涼めるところでグダグダとしていたい。

 

今日は三重県吹奏楽コンクールの高校大編成が行われまして、代表は白子高校、神戸高校、皇學館高校、とのことでした。
いずれも東海大会ではおなじみの高校です。おめでとうございます!

 

 

7/30 10:30 四日市駅 DF200-223

 

 

アルヴァマー序曲

夏の甲子園、今日の第一試合は旭川大高校と大阪桐蔭の対戦でした。
旭川が先制したものの、大阪桐蔭が逆転勝ちして2回戦進出を果たしました。


桐蔭の吹奏楽部はさすがでした。見た感じでは50名くらい、スーザフォン5本を間隔開けて最上段に並べていました。7回裏の攻撃ではアルヴァマー序曲のラストを演奏、それも爆速で、でも乱れない。さすが。アルヴァマー序曲が応援曲としても使えることが分かりました。

対戦する旭川吹奏楽部17名と少人数、少人数とはいえピッコロやバスクラも映っていたから、きちんとした小編成を組んでいたようです。そしてうまかった。17名と言われないとわからないくらいの響きでした。レベル高かった。
こちらはベートーヴェンの第9歓喜の歌をアレンジしていました。第9も意外に応援曲として使える。