Kawataka’s diary

週末と休日メインで更新中

KALDIの発泡酒 エンゲルヒェン

ベルギーの発泡酒「エンゲルヒェン」。

一缶100円を切る価格で、どんなものだろうと思って一本だけ買ってみました。
飲んでみたら、予想通り薄くて軽い。苦みがほとんどなくちょっと甘くて飲みやすい。良いんじゃないでしょうか。

f:id:Kawataka:20200320201832j:plain


ベルギービールといえば小麦を使った白ビールを連想しますが、エンゲルヒェンは大麦を使用。そして、原材料は表記順に大麦、麦芽、ホップ、そして大麦スピリッツ。トウモロコシとか使っていないあたりはベルギーのこだわりを感じます。

※たいていのビール類の原材料表記はほぼすべて麦芽が筆頭です。大麦が筆頭っていうのはあんまり見ないような気がします。

交響曲第5番 第4楽章

ショスタコーヴィチ交響曲5番「革命」の第4楽章、ティンパニが目立つ曲です。この曲を聴くとティンパニを叩きたくなります。

f:id:Kawataka:20200315181659j:plain

バーンスタイン指揮のCDを持っていたのですが、先日、ロストロポーヴィチ指揮のCDを中古で買ったらテンポが全然違うのに驚きました。無茶苦茶遅い。

いろいろとWebで聴き比べてみたところ、指揮者によって(というか楽譜によって?)速い遅いがあるようで、

 速い:バーンスタイン(1959)、ショルティ(1983)

 遅い:ゲルギエフ(2002)、ムラヴィンスキー(1983)、
    ロストロポーヴィチ(1982)、小澤征爾(2006)

「速い」に馴染んでしまったので、遅いのは違和感があるのですが、どうやら遅いのがメジャーなようです。面白い。

実験医学序説 (クロード・ベルナール)

フランスの医学者ベルナールの1865年の著作です。実験医学の考え方を明確に示しています。パストゥールにも影響を与えたらしい。

観察と実験の定義から始まり、推理、実験結果の解釈、比較実験の重要性、反対証明、などなど。
当時は「生命科学は物理や化学とは違う、非生物と生物は区別すべき。生命は神秘的で、同じように理論づけなんて到底できない。」という考え方があったようで、それらに対する反論をしたかったようです。
生物医学だけではなく、化学や物理の実験を行う人が読んでも納得できるところが多いと思いました。科学実験をされる人におすすめです。

観察は示し、実験は教える。P.19

実験的に推理するためには、一般に構想を持っていなければならないこと、ついでこの予想を吟味するために、事実即ち観察を援用または喚起しなければならないということがわかる。P.42

実験の中から自己の仮定を確かめるような結果のみを、或いは自己の仮定に好都合な結果のみを採用するといったような不完全の聴き方をしてはならない。P.47
実験の結果はあるがままに、予想しない事実も偶然の事故もすべて総括して承認しなければならない。P.70 太字、超重要です。

最後にベルナールの教え
科学者は、真理を発見するために研究するのである。決して中途に立ちどまってはならない。常に上へ上へと進み、完成に志さねばならない。発見さるべき何物かを見ているかぎり、彼はつねに研究せねばならぬ。P.359

 

自然科学において常にばかばかしいのは「何故に」という質問である(P.136)っていうのは実感がこもっていると思いました。確かにそうです。
たとえば、水素と酸素が反応して水ができるが、それは何故?、って問いかけるのは科学的には意味無いです。

科学者は「どのようにして」を探求するべき。「何故」を追求するのは哲学者の役割かもしれません。

f:id:Kawataka:20200301104820j:plain



 

トイレットペーパーはようやくスーパーやドラッグストアの店頭に並ぶようになりましたが、いまだにマスクは全く姿を見かけません。

政府発表では「一か月に6億枚の生産量を確保する」とのこと、メーカーの努力には深く感謝しますが、店頭に並べるには足りない。
日本の人口が1.3億人、そのうち約半数の6000万人が10枚買うとひと月分の生産量6億枚が消えてなくなる。店頭で全く見かけないのは至極単純。この状況は中国から輸入を再開するまでは改善しない。
たぶん、4月になってもマスクは買えないと思います。致し方ない。

マスクは、本当に必要な人/組織に優先的に渡してもらったらそれで良いです。花粉でつらいのはつらいけど、我慢します。

 

ワイヤレスイヤホン

昨日ダイソーへ行ったらBluetoothの片耳イヤホンが300円で売られていました。激安です。試しに買ってみました。

f:id:Kawataka:20200308200918j:plain

結果、
通信が途切れることもなく普通に使えています。激安なのに。
音質はそれなり。本格的に音楽を聴くには向いていませんが、そういう目的でこのイヤホンを買う人はいないでしょうし。
PC仕事をしながらラジオを聴くくらいにはちょうど良いです。

コードレスは身軽に動けるのが良い。庭の除草をしながらラジオを聴くとか、そういう使い道が思いつくところです。

可児さん

一昨日の晩、実家から電話がありまして、開口一番「可児さん居る?」と言われ、訳が分からず「誰それ?」と返したら、正しくは「蟹を買ったが要るか?」でした。
あやうくアンジャッシュのコントになるところでした。
蟹に”さん”はつけないです。普通は。

なので、今日の午前中に実家に帰って小ぶりのを6杯貰ってきました。
どうやら通販で富山から発泡スチロール箱買いしたらしい。実家の冷蔵庫はカニであふれかえっていました。
自粛続きの世情なので、こんな感じで地域経済に貢献するのは良いことかもしれません。が、食べきるのが前提です。腐らせたらもったいないので。

今シーズン初めての(そしておそらく最後の)カニ。美味しくいただきました。

f:id:Kawataka:20200307210403j:plain

カニの写真を美味しそうに撮るのは難しい。どこから撮っても不気味に見える。

 

 

 

 

18時過ぎに近所の薬局に寄ったらBoxティッシュ5個入りの在庫が残っていました。
一週間たって少しずつ正常に戻りつつある。

 

こよひ逢ふ人みなうつくしき

 暖冬の影響で今年は桜の開花が早くなるらしい。3月中旬には咲くようです。もう少しです。

 

 清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき 18

 

 

 与謝野晶子「みだれ髪」から。与謝野晶子の歌のなかでもっとも有名なんじゃないでしょうか。
清水、祇園、そして桜と月夜。この歌を見るたびに春の京都に行きたくなります。
幸か不幸か、京都は観光客が少ないらしい。久しぶりに円山公園へ花見に行ってみたい。

 

桜の歌はもう一首あって

 春かぜに桜花ちる層塔のゆふべを鳩の羽に歌そめむ 171

 

あとは月。月の歌は結構多いです。印象に残ったのは

 額ごしに暁の月みる加茂川の浅水色のみだれ藻染よ 47

 しのび足に君を追ひゆく薄月夜右のたもとの文がらおもき 57

 なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな  75 

75も有名。

 

みだれ髪のテーマは恋愛、どの歌も表現がストレートです。
57とか75とか、雰囲気が伝わってきます。

出版された当時は賛否両論だったらしいですが、そうなったのも当然でしょう。

 

f:id:Kawataka:20200301172658j:plain

岩波文庫からも出ていると思いますが、手元にあるのは新潮文庫です。表紙のカラーイラストが良いです。