Kawataka’s diary

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ハセガワ1/72 川崎 三式戦「飛燕」

セガワの1/72シリーズ、次は三式戦「飛燕」です。


当時の量産型戦闘機では唯一の液冷エンジンを搭載した機体です。疾風に比べてもエンジン部分がほっそりしているのが分かります。キャノピー後部はそのまま機体上面につながっていて、日本戦闘機らしくない。見た目はドイツのメッサーシュミット似。

液冷エンジンは空気抵抗を減らせるメリットがあるが、一方で構造が複雑になってしまう。当時の日本の技術ではもてあましたようで、エンジン生産やメンテナンスがうまくいかず、稼働率の低下に苦しんだ戦闘機です。

エンジンが供給できずに機体だけが完成し、放置されてしまったので急遽空冷エンジンを積んだのが五式戦。結果として意外に高性能の戦闘機となった、とか。技術者の腕の見せ所だったでしょう。

 


陸軍機のマーキングは海軍機に比べて派手です。
常に国民に近いところで活動するから、目立つようにしたんでしょう。