Kawataka’s diary

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トップガン・マーヴェリック

先週末公開の映画「トップガン・マーベリック」、今日の朝一で観てきました。
良かったです。最高の続編でした。トムクルーズ、さすがです。

アメリカ万歳、とかアメリカ海軍カッコいい!ではなくて、マーベリックがカッコいい、でした。だから、映画として、エンターテインメントとして十二分に楽しめたんだと思います。久しぶりに、もう一度映画館で観たい、と思わせる映画でした。



イオンシネマ鈴鹿のスクリーン8で、ほぼ満席(感染対策で市松模様に座席を空けているので実際には席数の半分)、面白いことに半数以上がおじ様たちでした。
皆さん、前作のリアルタイム経験者でしょう。私も含めて。

 

とにかくトムクルーズが全く衰えていない、50歳半ばであのスタイルは凄い。

CGを使わずF/A-18で実際に飛んで撮影したらしく、俳優の表情が”リアル”でした。

ストーリーが適度に荒唐無稽で適度にリアル、興ざめしない。

冒頭の空母発艦、戦闘機とバイクの並走、砂地で楽しく運動♪、前作でも見たようなシーン。復習していったらもっと楽しめると思いました。

選抜された操縦士は男女混合、そんなところにも時代を感じます。訓示シーンで、司令が”Men and Wemen”と丁寧に呼びかけるところも。
(字幕が”操縦士”だったのがいまいち。このシーンで女性の操縦士に視点が移るのはそれが理由なのに)

操縦士の一人のコールサインがフェニックスで、パンフレットにはそのいわれが「前夜酒を飲んでいても翌朝普通だったから」という説明がされていましたが、AIM-54しか思いつかなかったです。

P-51ムスタング、Kawasakiのバイク、革ジャン、IWCのストップウォッチ、空冷ポルシェ、小道具がいい味出してました。ちらっと出てきたスカンクワークスっぽいシンボルマークも。

ラストの展開が!!!、そうきたか、って感じです。適度に荒唐無稽でした。アメリカ海軍の空母に着艦するのは何年ぶり?

 

任務のターゲットがどこの国か、上手いことぼかしていました。ブリーフィングでは中東の某国っぽいけど、飛んでいるところは極東の某国っぽい冷帯の森林地帯。敵機の翼には赤いミートボールのマーキング、そこだけ見たら航〇自衛隊。星型にしなかったところに制作側の意図が感じられました。
結果として、特定の国をイメージさせないから、余計なことを考えずに楽しむことができた。上手く考えたと思います。

第5世代戦闘機云々というのなら、F/A-18ホーネットでやらずとも、F-35ライトニングⅡを出せば、ということなんでしょうが、ミッチェル大佐があっさり却下していました。
実際のところ、2018年ごろまではF-35Cは海軍で運用試験中だったから、実戦参加しようにも搭乗員の訓練が間に合わなかったでしょうし、使い慣れたF/A-18を選定するのが妥当だったんでしょう。

 

 

一つ見どころをあげるなら、ラストの空中戦に駆けつけるF/A-18Eにご注目を。
両翼に爆弾を吊ったままでした。空対空ミサイルに換装せず、待機状態からそのままおっとり刀で上がってきたんですね。