Kawataka’s diary

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厚労省のホームページから

ちょっと時間があったので、新型コロナウイルスの感染者数について調べ物。

 

厚生労働省のホームページから抜粋。3月27日12:00現在の国内の新型コロナウイルス感染症の情報。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#kokunaihassei

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◆陽性者率、意外に低い

PCR検査実施人数27005人に対して陽性者は1387人 すなわち5%。
検査要否は医師か保健所が決める。一斉検査ではない。→症状があったり濃厚接触が疑わしい人だけを選定して検査しているのに、それでも陽性が5%しかいない。検査をすればバンバン見つかる、と言うことでは無いみたい。意外に低いという印象を受ける。
病気の検査ではこんなものなのか?でもインフルエンザの場合は、検査すると結構な高確率で陽性が出ると思うのだけど。PCR検査の感度の問題? 

 

◆日本でどれくらいの人が感染しているのか?

アメリカの感染者数が100717人で死亡者が1478人(3月28日午前6時)。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57370230Y0A320C2000000/単純計算死亡率は1.5%。

お隣の韓国は感染者が9332人で139人死亡(3月27日0時)。https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200327001600882 やっぱり単純計算死亡率は1.5%。
不思議に米韓で同じくらい。

なお、イタリアは死亡率10%越え、https://www.bbc.com/japanese/52074156。恐ろしい数字。そりゃ市長がブチ切れてパーティー止めないと火炎放射器で焼き払うぞ、とか言い出すはず。

 

非常に粗っぽい見積もりだけど、日米韓で死亡率が同じとすると、日本の感染者数は46÷0.015=3066人と見積もれる。
現時点、国内には1700人前後の潜在的な感染者がいる(?)、なんとなく妥当かもしれない。
(※)新型コロナウイルスで死亡している人が46名以外にもいるんじゃないかと思えるけど、これは、1月~3月の日本人の肺炎死亡率が昨年同期に比較して増加しているか、を調べたら良さそう。

 

 厚労省のデータからは、感染者を1人見つけるために疑惑者20人を検査しないといけないことになる。陽性発見率が5%だから。
1700人見つけるには34000人を検査すればよい。やればできそうだけど。34000人を一次スクリーニングで選ぶのに苦労しそう。
まあ、感染者を見つけることに注力せずともよいでしょう。やるべきことは、見つけることではなく、感染を拡大しないことだから。

人込みを避ける、食事の前や外出後には手洗いうがいをする、栄養と睡眠を十分にとる、小学生の時代から連綿と言われてきたことです。
基本に忠実に。当たり前のことをちゃんとやる。

 

 

 

  

 

 マスコミも、ようやく最近になって、PCR検査の総数を増やせ!希望者全員検査せよ!とか無意味な提案をしなくなったように思う。当たり前。検査は手段であって目的ではない。そこが理解できていなかったのが残念。