Kawataka’s diary

週末と休日メインで更新中

カント入門

天気雨が降ったりやんだりの一日、今日はどこへも出かけずに本を読んで過ごしました。
ショウペンハウエルも読みつつカントも気になっていたのでカント入門を購入しました。

とりあえず「批判」というタイトルを付けた批判好きな人(?)、というくらいのイメージでしたが、当たり前の「理性」に疑いを抱くその過程にまず驚き、それを理屈で説明していくのにも驚き。当たり前のことに疑いを持つこと、重要。

 

~(略)わたしは無知な賤民を軽蔑していた。
そんなわたしの誤りをルソーが正してくれた。目をくらます優越感は消えうせ、わたしは人間を尊重することを学ぶ。(略)~ P.62 告白

ルソーを知ったカントが、単なる学者から哲学者に回心した瞬間を告白した一文とのこと。本来は人に見せる文ではなかったようで、かなり率直な一文です。