Kawataka’s diary

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下剋上球児

三重県立白山高校野球部の活躍を書いたノンフィクションです。昨日本屋で見つけて買ってきました。
2018年の夏の甲子園を中継で観ていて、先発投手ががちがちに緊張していたこと、ショートが素晴らしい守備をみせたことを今でも覚えています。選手の人物像がよくわかったこと、それと神戸、四日市南、四日市菰野、いなべといったおなじみの高校名、随所に出てくる三重弁がいい感じ。おすすめです。

 

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この本のエッセンスはP.238「白山はなぜ甲子園に出られたのか」に凝縮されていると思います。なぜと聞かれてもわからないし、本当にうち(白山高校)が甲子園に出て良かったのか、と自問自答されています。罪悪感という単語も出てきています。
→いいんじゃないでしょうか。難しいこと考えずにミラクルとか天の配剤とか幸運とか、そんな感じに結論づけておいたら。先生も選手も努力したのは間違いないです。世の中には自分達の努力だけではどうにもならないことが多々あります。強豪校が出れなくて白山が出れたのは、幸運の女神が白山に微笑んだってことで良いのではないでしょうか。

 

この本、ドラマ化とか映画化でも良いのですが、2018三重県大会と甲子園1回戦の愛工大名電戦を6夜連続で再放送してほしいです。三重テレビNHKで。
この本を読んでから試合を振り返るとめちゃくちゃ感動すると思います。