ドイツの作曲家シューマンの音楽評論本です。
作曲をしながら音楽新聞に寄稿していたらしい。
ダメなものはダメと書いてます。
P.229
ジャコモ・マイヤーベーア《預言者》
(1850年2月2日)
† (1)
註(1) こういうものは早く死ぬことを祈るという意味であろう。
一番最後の評論はダガー一個つけただけでした。訳注が辛辣。マイヤーベーヤ氏はどう思ったか。
P.92《銅貨を失くした憤慨》 ベートーヴェンのロンド(遺作)
~この狂想曲は、ベートーヴェンの遺稿の中に見つかったもので、手稿には《銅貨を失くした憤慨の腹癒せに作ったカプリッチオ》と題がついている。これは、いかにも愛すべき無力な憤慨で、~
シューマン先生による小ネタ紹介です。
この曲は初めて知りました。ベートーヴェンが銅貨を失くして腹立ちまぎれの一曲らしいです。ベートーヴェン、意外にかわいいし、そんな細かいことで一曲作れるのも凄い。
P.230からの「音楽の座右銘」が参考になりました。この章だけ抜き出して読み返しても良い。
P.239 勤勉と根気があれば、きっと上達する。
勉強に終わりはない。