Kawataka’s diary

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ダンケルク

仕事帰りにTSUTAYAにふらっと寄ったら「準新作100円セール」期間となっていまして、以前から観ようと思っていた「ダンケルク」を借りてきました。去年の夏に公開された映画です。

これは、第二次世界大戦におけるフランス・ダンケルクからのイギリス軍の撤退を描いた映画です。イギリス陸軍兵士、ヨットで救出に向かうイギリス民間人、イギリス空軍スピットファイアパイロット、の3つの立場で構成されています。この3つの立場が入れ替わり出てきて、最後は同じ時系列に収束するので、途中で時間を遡るのがややこしいが、監督の演出の意図は伝わってきます。つまり、飛行機なら一時間で済む距離なのに、陸兵は1週間も待ったことを示したかったのだと。

3機編隊で海上を低空飛行するスピットファイアが印象に残っています。高度500フィートとか言ってました。結構低い。制空権がおぼつかない空域を敵地に向けて飛行するには、低空で侵入せざるを得なかったのだと思います。低空飛行なので燃費が悪くなるのは仕方がなく、パイロットは燃料残を終始気にしていました。
結局最後まで残った一機は燃料切れで海岸に着陸せざるを得なくなってしまいます。パイロットはパラシュート降下を考えたが、機体を捨てるのは忍びないと思ったか、脚を出して砂浜に完璧な着陸を決めました。ただし、地上の友軍を巻き込むのを避けて、ドイツ軍制圧下の砂浜へ降下、機体は信号拳銃で焼却処分され、パイロットは捕虜に。切ない。

スピットファイアの飛行する姿を観るには一押しの映画です。また、紅茶とイチゴジャムパンを食べたくなる映画でもあります。このあたり、イギリスらしい。