90年代後半、アメリカ海軍特殊部隊の訓練課程が舞台です。
男女差別の撤廃を主張する議員の指示を受けて、女性大尉が訓練に参加することに。当然ながら周りの訓練生はすべて男性で、最初はいろいろと嫌がらせを受けるのですが、男性と同じ訓練メニューをこなし最終的に修了する、というストーリーです。
最近、世の中ではダイバーシティ真っ盛りです。そういえば機会均等をテーマにした戦争映画があった、と思い出してＤＶＤを借りてきました。
オニール大尉は湾岸戦争への従軍を希望したのに認められず、また同期の男性士官よりも昇進が遅くて不満ありあり。だから、特殊部隊への入隊を指示されたとき、最初は意外そうでしたが、すぐに”チャンス到来”って感じの表情に変わっていきました。
やる気があったからやりとおせた。これ、何気に重要です。
国は指導的なポジションに立つ女性の目標％を設定しているそうですが、数値目標を満たすことは目的ではない。
重要なことは、性別／年齢／国籍問わず、”やる気のある人”に平等に機会を与えること。単なる押し付けや割り当ては、不幸しか生まない。
ただし、割り付けないと、男性しか選ばれないのも事実。潜在意識に男性から選んでしまうから。過渡期には強制割り当ても必要か。
