Kawataka’s diary

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伊‐58&伊‐16潜水艦 (タミヤ 1/700)

ウォーターラインシリーズの潜水艦三隻、完成しました。
伊‐58潜の就役時Ver.と後期Ver.、そして伊‐16潜です。

伊‐16潜と伊‐58潜就役時は2艦セットで売られています。1980年代のキットと思います。中学生の時に一度作ったことがある。司令塔の船名表示がデカールでなくて塗装処理なのが大変に手間でした。

 

伊‐58潜は、終戦直前に米巡洋艦インディアナポリス」を魚雷攻撃して撃沈する戦果を挙げ、戦没せずに終戦を迎えた数少ない艦のうちの一隻です。
就役当初は偵察機を搭載していたが、のちにカタパルト等一式を撤去し、回天の母艦に改造されました。
プラモデルには教育資料という側面もあります。このキットによって回天について知る機会になると思いますが、心は沈みます。

 

伊-16潜の後甲板に乗っているのは甲標的、小型潜水艇です。
魚雷2本を搭載して敵泊地へ侵入し、隠密攻撃を仕掛けるという想定でした。開戦当日のハワイ真珠湾攻撃にも参加しています
また、戦争末期のフィリピンでは地上基地から狭い水道へ継続出撃し、米船団を襲って戦果を挙げたとも。これは米軍の高速魚雷艇のような運用だったのでしょう。

甲標的が回天と大きく違うのは、攻撃が終わったら母艦と落ち合って収容することを想定していたことと思います。帰還と再出撃を想定した小型艇でした。
実際のところ、会合は非常に難しかったと思うのですが、ハワイでもマダガスカルでも会合点を定めていました。
というか、それが普通の作戦立案です。乗組員に生還を許さないのはまっとうな作戦ではない、と思います。