Kawataka’s diary

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幼稚園バス

静岡でこども園の送迎バスに子供が置き去りにされる事故が発生しました。

この手の事故、無くなりません。
再発防止策は単純で、運転手か先生が最後に車内確認を行う、です。しかし、これができない。だから再発する。

再発防止策で、ダブルチェックを行う、とか、チェックリストを運用する、とか挙がるでしょうが、これだけでは、おそらく事故は無くせないでしょう。

「誰が何を行うか」を明確に指示したらミスは減らせます。

今回のケースでやるとしたら、
まず、作業手順を明文化します。具体的な手順書を作る。
そしてそれを教育する。座学ではなく、現地で模擬作業させる。
時おり、抜き打ちで現場を見に行き、手順通りに点検作業がなされているかチェックする。できていなければ指導する。

 手順書作るなら
  (目的)過去、バスに閉じ込められた子供が熱中症で死亡した事例あり。防止のため以下の点検を行う
  (作業内容)

   1)送迎バスを駐車場に停めたら、車内を前から最後部まで歩き、以下の①②を目視で点検する。
    ①子供が座席に座っていないか、座席で寝ていないか、座席の下に隠れていないか
    ②かばん、ハンカチ、水筒などの忘れ物がないか。
   2)最後部まで歩いたら、引き続き最前部まで戻りながら①②を再度確認する。
   3)降車し、ドアを施錠する。
   といった感じ。必ず目的を書く。

 

次に、誰がそのチェックするのか、毎朝、指示する。
どこの職場でも、朝MTGを行うはずです。その際に、一日の作業内容をお互いに確認するはず。管理職は、運転手に対して「手順書に従ってあなたがバスを確認してください。」と指示をする。ホワイトボードなどに書いておく。

 

この手のことは、製造業では日常的に実施されています。
幼稚園でもできるはずです。