Kawataka’s diary

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高校野球 白山高校の応援団

 11日は三重県の白山高校が愛知の愛工大名電高校と甲子園で対戦しました。全く無名の県立高校が甲子園への出場を決めたのはドラマのようでしたが、昨日のニュース番組の特集を観ると、ブラスバンドもドラマみたいに凄いことになってました。

同校の吹奏楽部は8人しかいなくて、そのままでは甲子園で応援なんかできないと、白山中学、美杉中学、久居農林高校、地元のアマチュアバンドにまで声をかけ、有志を募って80名規模の編成を組むなんて、ドラマよりもドラマみたい。しかも相手はあの”東海支部No.1”の愛工大名電吹奏楽部ですから、ドラマでやったら「演出過剰、盛り過ぎ」って言われるレベルかと。
 また聞きですが、名電吹奏楽部は甲子園一回戦に一軍(コンクールメンバー)を送り込んだらしいです。夏コンクールの合間なのに。30年ぶりの一回戦突破がかかっていたためか、相当に本気だったようです。

 

11日にNHKの甲子園中継を観ていましたが、白山高校応援団は、練習不足などみじんも感じさせない勢いのある応援でした。ただ、吹奏楽部の顧問の先生の指揮が何だかぎこちないと思っていたら、どうやら担当は数学で吹奏楽の経験は無くて独学で指揮を勉強したらしく、それであの名電高校の向こうを張って指揮を振ったなんてすごい舞台度胸です。先生の指揮は、体全体を使った躍動感あふれる指揮でした。文字通り飛び跳ねて指揮されていました。応援団の士気をあげていく素晴らしい指揮だったと思います。

 

コンクールのパンフレットを確認すると、白山中学は小編成で三重県大会へ出場されていました。コンクール明け直後の甲子園練習で大忙しだったと思います。お疲れさまです。そして、甲子園という大舞台で演奏する機会を得、そして名電の生演奏を聞くというまたとない経験をされたこと、うらやましい限りです。