「リズと青い鳥」に圧倒されました。

 

昨日、「リズと青い鳥」が公開されました。イオン鈴鹿シネマでも上演していたので、今日の朝一で観に行ってきました。オーボエとフルートの掛け合いがどんな感じになっているのかちょっと楽しみ、って感じで軽い気持ちで出向きました。

 

が、これ、とんでもない映画でした。音楽がいいとか画が綺麗だったとか、そんなありきたりな言葉では片づけられないです。圧倒されました。

繊細で微妙で細やかで、画、音楽、セリフ、息遣い、演奏、人物の振る舞い、足音まで、どの一つのアクションにも情報が込められている。観客はそれを見逃さないように見入る、聞き入る。持ち込んだコーラも飲めない。映画を見終わるまで気が抜けない、集中しっぱなし。緊張しまくり。こんなに観るのに集中した映画は初めてです。

 

SF映画ならまだしも、大学受験と友達付き合いに悩む高校生の日常を描いた映画なのに、なんでこんなに引き込まれるのか。わけわからん。

 普通、映画を見終わったら、「面白かった」「感動した」「泣けた」「もう一回観たい」とかいう感想が出てくるのだけど、リズと青い鳥は、そんな月並みな表現では表現できない。だいたい、泣く余裕すら無い。集中してるから。

90分でよかった。これで120分だったら集中が続かない。

 

半日経過して、いろいろ思うところがあるのだけれど、それを文章に表現できない。自分の表現力の無さが情けない。

 とりあえず、箇条書きで。

・原作を読んでてよかった。初見で見たら情報を処理しきれなかったかも。

・背景画のち密さ、人物作画の繊細さは、昨秋の響けユーフォニアム2を超えたと思う。特に人物の表情は、実写でもできないと思った。これはアニメでしかできない。でも、こんなアニメ、今までに見たことがない。

・本作は、吹奏楽の演奏に重きをおいていない。それに期待する映画ではない。だけど、オーボエの覚醒は、ヤバい。素人にも画と音楽で覚醒が分かる、これ、凄いことだと思う。そして、そのときのフルートの動揺が手に取るように伝わってくる。観てるこっちが慌てる。ヤバイ。

・ハッピーエンドかどうか、その判断は観客にゆだねられる。鎧塚さんの最後の表情を見て、私はハッピーエンドだと思ったが、観る人によって違うかも。

 ・ダブルリード組が初めて登場したシーンの背景音楽が、オーボエファゴットだったような。さすが、こだわってる。

オーボエチャルメラを吹くのは定番。

オーボエのソロ、キーの作動音も聞こえた。細かいところも手を抜かない。

・フルートとオーボエのメロディを他パートの2人が真似て吹いていた。これ、吹奏楽部あるある。自分も時々やってた。他パートのメロディを遊びで吹くのは楽しいんです。気楽だし。

 

 

 

※9:10~の上映(鈴鹿シネマのスクリーン5)で、お客さんの入りは30人もいないくらいだったと思います。もしかしたら来週打ち切りあるかも、といやなことを思ってしまいました。すごい映画なのに。

 

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パンフとクリアファイル。

製作者に敬意が伝われば。とにかく凄い映画でした。