Kawataka’s diary

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連休終盤

長期連休も終盤に差し掛かっています。
中学高校は10連休のため宿題が相当な量出ていると聞いていますし、部活の練習もあるようで、某強豪高校の吹奏楽部は10日間休みなしで練習&ミニコンサートと聞きました。また某中学校の吹奏楽部も10日間のうち半分以上は練習が組まれていました。
まとまった期間に集中して練習ができるから合宿に近い感じで、先生としてはWelcomeでしょう。(一方で練習をほとんどしていない学校もあるらしく。)
特に中学校に関しては練習時間の長短はそのままコンクールの出来につながります。夏のコンクールでは、実力校はレベルの高い演奏をしそうです。

 

先日に続き、吹奏楽コンクールDVDをまとめて見ています。
今回は、

  • 2017年中日コンクール本大会(中学校大編成)
  • H4年朝日コンクール東海大会(高校小編成)
  • H5年朝日コンクール愛知県大会(高校小編成)

中日コンの本大会はレベルが高く、金賞と銀賞の境界はほとんど分からない。北陸の中学校が上手なことはわかりました。
1992年の東海大会は課題曲なしの自由曲だけ。H5年は課題曲もあり。画質が白っぽかったり暗かったり古さを感じます。こちらは演奏よりも服装や髪型に目が行っていました。もちろんセーラー服やブレザーをきっちり着ているんだけど、髪留めやヘアゴムに明るい色を使ったり、三つ編みにリボンをつけてみたりカチューシャを使ったりと、過剰にならない程度の華やかさがありました。

 最近はどうなんだろうと思って、2017年の三重県大会(高校大編成)DVDをちらっと見てみたんですが、各校とも、ヘアゴムは黒、髪型は後ろで括るにほぼ統一。
最近の方が統一感はありますが、昔の方が華やかで「晴れ舞台」って感じがしました。

 

響け!ユーフォニアム 決意の最終楽章

小説「響け!ユーフォニアム 決意の最終楽章 上巻」を読み終えました。既刊同様に面白かったです。もしかしたら本当に全国大会で金賞を取るかもしれない、というエピソードがいくつも出てきます。このあたりのリアリティはさすがです。
TVアニメ化&劇場版製作を切望します。

 

まず、黄前部長の人心掌握能力の向上に驚きました。相手の心を読んで言葉を選ぶ、こういうのは1年生時代には苦手としていたはずですが。

また、後編に期待を持たせる終わり方で、本当に全国大会で金賞を取れるかもしれない、と思わせる描写、エピソードがいくつも出てきました。
たとえば、府大会で出演順1番で府代表を取ったとか、クラリネットが冬のアンコン全国大会で銀賞を取ったとか。さらっと書いていますが、どちらも非常にレベルが高いことを言っています。
このような、細かいエピソードがこのシリーズのリアリティを高めています。

※順番1は2番目以降の比較対象になるから不利だし、集合時間が早朝になるからウオーミングアップ不足で実力を出し切れない可能性もある。
ただ、例えば2017年の中日コン本大会の中学校大編成で出演順1の学校が金賞&最優秀賞を取ったという例もあるので、出演順1が金&代表を取るというのは可能性がゼロとは言いませんが、珍しい。よほど実力があったことを示しています。
  

コンクール当日の集合時間が午前3時というのは、強豪校ならありえるのかもしれませんが、大変。。。とりあえず、電車が動いていないから保護者の送迎は必須ですね。
(自分も子供を朝6時に学校へ送った経験はあるが、さすがに午前3時はない)
しかし午前3時から音出しできるんだろうか。近所迷惑?

 

 また、これまでの流れと本作を読むと今年は戦力が充実していることが想像できます。
トランペットにはプロ級の3年生や気弱だけど腕は確かな2年生がいるし、ユーフォニアムの3名は全部が経験者だから不安なし。(しかし、コンクール曲でTpとEuphのSoliって、、、ついにそこまでやるのか。これはぜひ映像化してほしい。)
チューバは経験者と3か月目の初心者(!)の混成部隊。音量重視で選んだとのこと、初心者は難しい旋律は吹かないという選択も可能ですし、チューバの譜面なら行けんじゃないかと。弦バスにベテランが二人もいますし。とにかく、3年生の加藤さんがメンバーに選ばれたのがよかった。
クラリネットは冬のアンコンで全国大会に出て銀賞を取ったとさらっと書いてありましたが、それ、かなり凄いです。アンコンで全国に出るってめっちゃハイレベルです。
バスクラファゴットは昨年1年生でコンクールに駆り出されたメンバーが戦力になっているはずで、今年は木低が不安を抱えることはないでしょう。

今回の北宇治高校は、1年生のころからコンクールを経験している3年生が多いから有利です。ベテランというか、手練れというか。
逆に、来年からはコンクール経験が薄いメンバーが主体になりそうなのでつらい場面もありそう。なので、コンクールごとにオーディションをするというのは良いアイデアです。経験者を増やして来年に生かすことができる。

 

 

それから本書の冒頭のモノローグ、意味深な感じです。さらっと読んだら滝先生の語りですが、本シリーズで滝先生が一人称の文章って出てこないんです。音を楽しめ、って言ったこともない。違和感が残るんです。じゃあ誰の独白?ってことになります。

四人の仲間の写真、卒業記念の桜植樹が7年目、今年で吹奏楽部の指導が3年目。

進路希望調査に悩む場面、「音を楽しめ」という松本先生からのアドバイス(初出はたしかシリーズ一作目)。「(合奏の指導に)向いている」という映画での滝先生のコメント、などなど。

後編のラストで説明があると推測していますが、おととし「2年生編」を読んだときの自分勝手な空想が実現するかもしれない、と思っています。音大ではなく教育学部から、ですが。

 

kawataka.hatenablog.com

 

社会科もしくは国語科の教員で吹奏楽部の顧問に就任という流れも非常にリアリティがあります。そういえば公立高校の教員ってだいたい8年くらいで異動しますし、もしかして滝先生の後を継いだのかも。。。

もういっそのこと、指導者編として続編を書いてほしいです。

PC仕事と中日新聞考

今日はカフェで勉強案件を片づけていました。なかなか進捗しませんでしたが。

テレワークは最近の流行りです。
世の中にはテレワークのほうが集中できて効率が上がるという人がいるのは事実です。
ただ、それは、外乱(=突発のトラブルなどの相談事 電話やMTG)がないから進捗が速い、っていうこともあるのでは、と推測しています。突発案件の対応をする人は当然ながら必要だから、チーム全体としてみたら進捗率は差し引きでゼロになっている。マネジメントの難しいところです。

 

 

話変わって4月28日の中日新聞4面 ”ニュースを問う” の「ちはやふる発かるたブーム」 今さらなにを言ってるんだ、って感じが半端ない記事でした。

(略)~まさに真剣勝負そのもので和装の名人、挑戦者らが一瞬の差を競って札を取りあう姿は、映画や漫画の「ちはやふる」が描いた姿のように、美しかった。(略)
この文はとても違和感があります。これではまるで大会が映画にならったみたいに読み取れますが、映画が実際のかるた大会を取材したはずです。逆ですよ、逆。

かるたのクイーン決定戦といえば、和装の女性がコンマ数秒の争いを繰り広げる真剣勝負です。もう10年以上前から一月の風物詩で、関西ローカルのTVニュースでは必ず放映されているはず。上の句の最初の一音を読み上げた時点で手が伸びてかるたが宙を飛んでいるんだから、真剣も真剣、咳払いの余地もないです。
これくらい記者なら当然知っていると思ったのですが、記事の冒頭を読むと「かるた大会なんて子供の遊びでしょ」っていうイメージを今年の1月の時点で持っていたようで、実際に大会を観戦して驚いた、みたいな論調でした。大丈夫か。

アニメによる地域振興を書くなら、大洗とか飛騨高山とか京都宇治とか、言及すべきところはいくつもあるのに、それらをまるで書かない。もしかして知らないんじゃないか、、、大丈夫か。
この記事、来週に続くらしい。逆に楽しみになってきました。

 

 

5/4追記

5月4日の連載小説「逃亡者」劣化ウラン弾核兵器と表現していますが、核兵器の定義は「核反応による爆発を大量破壊に用いる目的で作られた兵器」ですから明確に誤りです。劣化ウラン弾は核反応を利用していません。
これはしばしば議論になるから中日新聞の科学/防衛担当記者は知っているはず。小説なので著者の意図を組んで校正をいれなかったのは理解できなくもないが、解説記事をどこかで入れないと誤解が残ります。大丈夫か、中日新聞

 

休暇5日目 平成から令和へ

5月1日、平成が終わり令和に変わりました。昨日から今日にかけて雨が降り続きましたが、門出の日に雨が降るのは吉なので、令和のスタートとしては良かったのではないかと。

街中はいつもの休日よりも人出が少なかったようです。

 

NHKの中継で御料車のライブ映像を見ていると、フロントガラスとリアガラスに干渉縞が浮き出ているのが目にとまりました。積層になっているようです。前後を走る警備車はTVで見ても干渉縞は出ていなかったから、一般的なフロントウィンドウの合わせガラスとは異なることがうかがえます。防弾仕様、ポリカなどの高透明耐衝撃樹脂とガラスの積層構造と思います。御料車が銃撃されることは現在も将来もないでしょうが、この手の車としては万一を想定せざるを得ないのでしょう。

休暇4日目 京都へ

昨日今日と京都へ行ってきました。10連休なので市内は混んでいると覚悟していましたが、意外に混んでいませんでした。危険予知して旅行を避けたのかもしれません。

昨晩は四条でフレンチとワインをいただきました。今日は河原町三条をぶらつき、午後に帰ってきました。

行きの新名神は、四日市近辺の渋滞はなくなったのですが、草津JCの手前で19kmの大渋滞となっていました。ボトルネックが移動しただけで、残念ながらあまり改善にはなっていないようです。(草津JCが一車線になっているのが原因です。ここを2車線にする工事が必要です。)

休暇3日目 ペンギンハイウェイ(森見登美彦)

十年近く前に出版された単行本です。出版されたときに本を買ったのですが、読む機会を逸して本棚にしまい込んでいました。
昨年アニメ映画にもなったので、気になって引っ張り出してきて読み始めました。

森見小説にしては珍しくヘッポコ大学生は出てきません。小学生の「少年」と歯科医院のお姉さんの話です。
お姉さんはコーラの缶からペンギンを作り出すことができる(!)、どうして作れるのか、その謎をひと夏かけて少年が研究するというあらすじです。爽快感と切なさが残る小説です。

この本の興味深い点は「少年」がちゃんと研究しているところです。研究の基本は仮説検証考察にあるのですが、少年はちゃんと仮説と考察をしています。そして実験ノートをちゃんと書く習慣をつけていることもGoodです。
お姉さんの元気さについての記録をもとにグラフを書き、<海>の半径のグラフと比べて相関関係を見出すくだり、ほんとに”研究”しています。素晴らしい。

 

「大変複雑なものだから仮説が立たない」
「大きな紙に関係のあることをぜんぶメモしなさい。ふしぎに思うことや、発見した小さなことをね。大事なことは、紙は一枚にすること。できるだけ小さな字で書く。 ~何度も何度も眺める。いろいろな組み合わせを頭の中で考える。ずっと考える。そしてよく眠る」P.279)お父さんとの会話より

「問題を分けて小さくする」(P.71) デカルト方法序説から引用? 

お父さん、かなり本気です。

休暇2日目 吹奏楽部コンクールDVD一気見

昨日は強い風が吹き荒れましたが、今日は穏やかな一日となりました。

暇です。暇です。時間を持て余すあまり、吹奏楽コンクールのDVDを観始めました。2015年、2017年、2018年の東海大会中学校大編成です。それぞれ5,000円くらい払ったのに観たことがないので、もったいないと。気が付いたら3時間くらい観ていました。

  • ホールによって響きがまるで違う。
  • 銅賞とそれ以外の区別はなんとなく分かるが、銀賞と金賞の境目がわからない。
  • 木管は各校とも上手い。木管で差をつけようと思ったら結構大変。リードミスはまるで気にならない。たぶん評価にも影響していない。
  • 金管がきちんとできているか(=音が安定しているか)、は気になる。課題曲の金管の出来がそのまま自由曲の完成度につながり、賞を決めている感じがする。
    TpやHrが音を外すこと自体はさほど気にならないが、気弱になったのか音が不安定になるとむっちゃ目立つ。TpやHrは常に強気で吹かないと。
  • 打楽器の出来不出来は良く分からないが、シンバルの出来だけは素人でもわかる。シンバルの響きが鈍いと曲が締まらない、これは聞いていてつらい。
  • 2015年の課題曲「プロヴァンスの風」、響け!ユーフォニアムのサントラと比べると、サントラのほうが音の厚みが足りないような気がする。アニメでは55人が演奏することによる ”音の広がり” が再現できていないように感じられる。

 

本日は夕食当番、メニューは豚汁と刺身、それからトマトサラダでした。