Kawataka’s diary

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新書

講談社現代新書「わかりあえないことから」を読んでいます。コミュニケーションとはなにか、コミュニケーション能力を高めるとはどういうことか、がわかりやすい文章で書かれています。

そういえば、確かに、コミュニケーションとは何かと問われて、うまく答えることができないですね。この本を読んでの自分の理解では、学校の中とか会社の中の能力(空気を読む力、相手の意図をくみ取る力)ではなくて、社会基盤が全く異なる人との対話のこと、であり、異なる意見をまとめること、相手の意見と自分の意見の一致するところを見出すこと、のようです。

また、日本語に「女性から男性への指示語」がない、という記述には、なるほど、と思いました。男性の部下を持つ女性管理職が増えにくいのはこのあたりにも原因があるのかもしれません。(日本語において、女性から男性への指示は、母親から息子への指示しかない) 

 

世の中に新書の出版社は数多ありますが、講談社現代新書は比較的読むに耐えると思います。読むに堪えるというかレベルにばらつきがない、という表現が近いかも。