Kawataka’s diary

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中日重奏コンテスト(高校) 

今日は、中日重奏コンテストでした。上の子が出場するため、聞きに行ってきました。昨年の重奏コンテストは残念な結果でしたが、今年は雪辱を果たし、金賞を獲ることができました。良かった。過半数が2年生で、かなり本気モードだったようです。(ふつうは、一年生に経験積ませるために出場させることが多いと思うのですが)

 

今回は、打楽器と金管を聴くことができました。

演奏順1から打楽器を通して聴きましたが、演奏順1の皇學館高校の打楽器8は、スティックの持ち替えなどの所作を見ても、緊張しているのがうかがえました。演奏順1は、どんな時でもつらいですね。あるいは、もしかしたらコンクールの舞台は初めてという1年生が多かったのかもしれません。演奏自体はとても上手かったので、もっと余裕を見せられたら、もっと印象が良くなると思いました。

その点、演奏順2の神戸高校の打楽器8は、メンバーがコンクール慣れしているのが伺えました。待機姿勢に余裕感や統一感があり、礼のタイミングも合わせる練習をしていたようです。もちろん演奏も気合が入っていて、金賞は当然だったかと。

 

金管では、相可高校の舞曲集(金管10)が上手かったのが印象に残っています。舞曲集は、アンサンブルコンテストでは7~8重奏くらいで聞くことが多いのですが、これを10本で聞くと(Tp2、Hr2+1、Tb2、Tuba2、Euph1だったと思います。Hrの1は途中までPer)面白いくらい厚みが出来て、いつもとは違う雰囲気で良い。Hr1本とTuba1本増えるだけで、全然違いますね。もちろん、相可の10名の技術が高かったことも重要ですが。アンコンで1本増やすことの重要性がよくわかりました。

あとは、神戸高校の金管6(Tuba3、Euph2、Per1)がよかった。ラテンのリズムの軽快な曲で、Tubaが軽やかに生き生きと吹いていました。Perの子が途中からマラカスで加わり、一番最後に「オーレ!」と叫んで終えると、客席がざわざわと、、、さざ波のように、、、。

誤解のないように書いておきますが、とても上手でした。さすが神戸のローブラスです。

神戸はいつもローブラスを推してきます。良いですね。一昨年の地区コンサートで神戸が星条旗よ永遠なれを吹いたときに、中間部のあの有名なPiccoloのメロディをTubaが3本で吹いたのを(それもスタンディングで)覚えています。Tubaたちがひらひらとメロディを奏でるさまは、何とも言えず良かったです。いとおかし。

神戸のTubaのうち1本は年季の入ったピストンTubaなのですが、速いメロディでもなんのその、平然と吹ききっていました。さすが。あと、Tubaの筒先の角度を3人別々に変えてまして、特に一番手前の子はかなり客席方向に筒先が向くように傾けていました。もともとそんな構えなのか、あるいは客席全体に響かせようと独自に工夫したのかな?大丈夫です。ちゃんと響いていました。自信もってください。

 

 

 本大会出場は、皇學館のSax4と金管8、神戸の木管8の3チーム。

皇學館の金管8は、Hr、特に高音域のHrが良かった。Hrといえば吠える音色ですが、皇學館のHrは、まるでコルネットのような、クリアにパーンと抜ける音をかましてくれました。(あんなのはHrじゃなくてもTpでいいのに、とすら思いました。)Hrは金管楽器の中でもかなり難しい楽器と思うのですが、そんな難しさを微塵も感じさせなかった。すんごいHrでした。弱い音のところ、Hr本来の音色のところをもう少し練習したら、もっともっと良くなるんじゃないかと思います。

 

2か月にわたるアンコンシーズンも終わりまして、3月は定演シーズンです。そして夏のコンクールの季節がやってきます。アンコンの出来は、そのまま夏コンに反映されるはずで、今からとても楽しみです。